8月1日まであと14日。2人に1人がまだやっていない「マイナ保険証」、今日やることを整理する

2026年7月17日 | 生活・手続き


「また延長されるでしょ」と思っていませんか。

今回は違います。

厚生労働大臣が2026年3月19日の会見で、はっきりこう言いました。「2026年7月末を最終期限とし、これ以上の延長は行わない」と。

8月1日から、従来の健康保険証では病院に行けなくなります。

そして厚労省のデータによれば、2026年2月時点でマイナ保険証の利用率は約50%。つまり日本人の2人に1人が、まだ移行できていない。

今日7月17日。残り14日です。


まず「何が変わるのか」を30秒で整理する

混乱の原因の多くは「情報が複雑すぎること」にあります。シンプルに整理するとこうです。

これまで(〜7月31日): 従来の保険証(期限切れでも)→ 使える(暫定措置)

8月1日以降: 従来の保険証 → 使えない(完全終了) マイナ保険証 → 使える 資格確認書 → 使える

つまり選択肢は2つだけです。①マイナ保険証を作る か ②資格確認書をもらう か。

「病院に行けなくなる」という心配は不要です。厚労省も「医療が受けられなくなることはない」と明言しています。ただし「今持っている保険証のままでいい」は8月以降通用しません。


自分がどのパターンかを確認する

まず自分の状況を把握することが先です。

パターンA:マイナンバーカードを持っていて、保険証登録も済んでいる

→ 何もしなくていい。8月以降もそのまま使えます。

パターンB:マイナンバーカードを持っているが、保険証登録をしていない

→ 今すぐ登録が必要。登録方法は後述。5〜10分でできます。

パターンC:マイナンバーカードを持っていない

→ 資格確認書が自動的に届くはずです(後述)。ただし手元に届いているか確認が必要。

パターンD:マイナンバーカードも資格確認書も持っていない・わからない

→ 今日、加入している保険者(会社の健保組合 or 市区町村の国民健康保険担当窓口)に連絡してください。


パターンBの人:保険証登録の手順

マイナンバーカードを持っているのに保険証登録がまだの人が、おそらく最も多いパターンです。手順はシンプルです。

スマホで済ませる場合(一番手軽):

  1. 「マイナポータル」アプリをインストール(App Store / Google Play)
  2. アプリを開いて「健康保険証利用登録」を選択
  3. マイナンバーカードをスマホの背面に当てる
  4. 4桁の暗証番号(カード取得時に設定したもの)を入力
  5. 完了

所要時間は5〜10分。これだけです。

コンビニ・セブン銀行ATMで済ませる場合:

セブン銀行のATMでもマイナ保険証の登録ができます。カードを挿入して画面の指示に従うだけ。スマホが苦手な方にはこちらが便利です。

市区町村窓口で済ませる場合:

マイナンバーカードを持って、市区町村の窓口へ。担当者が一緒に手続きをしてくれます。ただし残り14日で窓口が混雑する可能性があるため、早めの来訪をお勧めします。


パターンCの人:資格確認書って何?届いていますか?

マイナンバーカードを持っていない人には「資格確認書」が送られてきます。これは従来の保険証と同じように医療機関で使える書類で、マイナンバーカードがなくても病院に行けるための救済措置です。

ただし注意点があります。

加入する保険によって発行元が違います:

  • 会社員(社会保険)→ 勤務先の健保組合 or 協会けんぽ
  • 自営業・無職(国民健康保険)→ 市区町村
  • 後期高齢者医療保険→ 都道府県の後期高齢者医療広域連合

もし手元に届いていない場合は、上記の発行元に問い合わせてください。「申請不要で自動送付」が原則ですが、住所変更の未届けがあると届いていない可能性があります。

また資格確認書には有効期限があります(最長5年以内で保険者が設定)。手元に届いたら必ず有効期限を確認してください。


「また延長されるはず」が通じない理由

正直に言います。

今まで、延長が繰り返されてきたのは本当のことです。

  • 2024年12月2日:従来保険証の新規発行停止
  • 2025年12月1日:法的有効期限が全て満了
  • 2026年3月末:当初の「暫定利用可」の期限
  • 2026年3月19日:厚労相が「7月末まで延長」と表明
  • 2026年8月1日:完全終了(これ以上の延長なし)

「また延長されるだろう」という期待はわかります。でも今回は状況が違います。厚労大臣が「さらなる延長は考えていない」と明言した形で7月末が確定した。

さらに医療機関側の準備もほぼ整ってきた。「医療機関側が対応できないから延長せざるを得ない」という理由も、今回は使えなくなっています。


家族分を忘れずに

最後に見落としがちな話をします。

マイナ保険証の登録は「一人ひとり」が対象です。自分の分だけ済ませて家族の分を忘れるケースが多発しています。

特に注意が必要なのは:

  • 子ども(未成年):親権者がマイナポータルから代理登録できます
  • 高齢の家族:スマホやPCの操作が難しい場合、窓口での手続きを一緒に行いましょう
  • 扶養家族:扶養に入っている家族全員分の確認が必要です

「自分は済んでいるけど、親はどうだろう」と思った方は、今日の夜にでも確認の電話を一本入れてみてください。


まとめ:今日やること

自分の状況今日やること
カードあり・登録済み何もしなくてOK
カードあり・未登録マイナポータルアプリで今すぐ登録(5分)
カードなし・資格確認書が届いている有効期限を確認して保管
カードなし・資格確認書が届いていない加入保険者に今日連絡
状況が不明加入保険者 or 市区町村窓口に確認

8月1日まで残り14日。「そのうちやる」が一番危ない状況です。

保険証はまさかの体調不良のときに必要になります。余裕のある今日、5分だけ時間を取ってください。


参考:厚生労働省「マイナ保険証への移行について」、HRマネジメント株式会社(2026年4月)、暮らしコストラボ(2026年5月)、松平呼吸器内科・アレルギー科クリニック(2026年6月)、カイNote(2026年6月10日)


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