ペット保険の是非めぐりSNSで議論沸騰 保険料値上げと補償範囲に関心集まる

2026年2月3日、Twitter(現X)上でペット保険に関する議論が活発化し、トレンド入りする事態となった。保険料の改定や補償内容をめぐり、加入者から賛否両論の声が上がっている。

保険料改定相次ぐ 一部で年間2万円超の値上げも

複数のペット保険会社が2026年に入り保険料の改定を実施している。SBIペット少額短期保険は3月1日から新保険料を適用すると発表。利用者からは「年間2万円以上の値上げになった」との報告が相次いでいる。

また、Amazonペット保険(旧わんにゃん安心保険)は1月29日から商品改定を実施し、保険料の見直しと窓口精算サービスの開始を発表した。商品改定の背景について同社は「獣医療技術の進歩に伴う犬や猫の平均寿命の延伸」を挙げている。

SNS上で噴出する加入者の不満と評価

Twitter上では、ペット保険に対する様々な意見が投稿された。

批判的な意見としては、「費用対効果が低い」「適用外となる治療が多い」「高齢時の保険料負担が重い」といった指摘が目立った。特に、年齢とともに保険料が上昇する料金体系への不満が多く見られた。

一方、肯定的な意見も一定数存在する。「急な病気で高額治療が必要になった際に助かった」「経済的な安心感がある」「気軽に動物病院を受診できるようになった」など、実際に保険を活用した経験を持つ飼い主からの支持も集まった。

市場は拡大傾向 加入率は約20%

業界調査によると、2025年現在の日本におけるペット保険加入率は約20%で、犬が約24%、猫が約18%となっている。

市場規模は2025年に6億4,620万米ドルに達し、調査会社IMARCグループは2034年までに22億7,490万米ドルに成長すると予測している。年平均成長率は13%と見込まれ、今後も市場拡大が続く見通しだ。

専門家「補償内容の精査が重要」

ペット保険の選択について、業界関係者は「保険料だけでなく、補償対象となる治療内容、支払限度額、免責事項などを総合的に検討することが重要」と指摘する。

特に、年齢制限や既往症の扱い、更新時の条件変更の可能性など、契約の詳細を確認することが必要だとしている。

今後の展望

ペット医療の高度化と費用の高額化が進む中、ペット保険のニーズは今後も高まると予想される。一方で、保険料の上昇や補償範囲の明確化など、業界全体での課題も浮き彫りになっている。

消費者にとっては、複数の保険商品を比較し、自身のペットの状況や経済状況に合った選択をすることが求められる状況が続くだろう。