ビズリーチ「2025レジュメ検索トレンド」発表 「AI開発」が検索1位、高年収求人は3年前の4.2倍に

株式会社ビズリーチは2026年1月14日、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」における「2025レジュメ検索トレンド」を発表した。2025年に企業の採用担当者が最も検索したキーワードは「AI開発」で、AI人材への需要が大きく拡大していることが明らかになった。

「AI開発」が検索数トップに 関連ワードも上位に

ビズリーチが2025年1月から11月までの期間、検索回数200回以上のキーワードを対象に前年同期と比較した結果、検索数の伸び率が最も高かったのは「AI開発」だった。さらに4位に「AIエンジニア」、7位に「AI」がランクインし、上位10位以内にAI関連のキーワードが3つ入る結果となった。

2位は「営業 新規」、3位は「現場代理人」となっており、AI人材以外でも新規開拓を担う営業職や建設業界の現場監督への需要も高まっている。

年収1000万円以上のAI求人、3年前の4.2倍に

ビズリーチ上で公開されている「年収1000万円以上のAI求人」の数は年々増加しており、3年前と比較して約4.2倍に伸長した。高度なAIスキルを持つ人材への企業の期待が、高年収というオファーに反映されている形だ。

昨年発表された「2024レジュメ検索トレンド」では「生成AI」が1位となり、検索数は前年比で約5.2倍と急増していた。当時の「年収1000万円以上のAI求人」は3年前比で約3.5倍だったことから、2025年はさらに需要が拡大したことになる。

「活用」から「開発・実装」フェーズへ

ビズリーチは今回の結果について、「2025年は企業がAIツールを導入・利用するフェーズから一歩進み、自社製品への組み込みや独自のAIモデル開発を進めるフェーズに移行した」と分析している。

実際に、IT・インターネット業界だけでなく、DXコンサルティング、製造業、金融など幅広い産業で、エンジニアを中心にAIの開発・実装が可能な人材への採用ニーズが高まっている。また、営業やマーケティング、財務といった職種でも、AIを活用できる能力が求められるようになってきている。

2026年も継続する見通し

ビズリーチは「2026年もAIの開発・実装が可能な人材へのニーズが継続することが推測される」としている。AI技術の進化と社会実装の加速に伴い、「AIの知見」と「高度な専門性」を掛け合わせた人材の価値が、今後さらに高まっていくと見られる。

企業の採用動向は、日本の産業構造の変化を映し出す指標の一つでもある。今回の検索トレンドは、日本企業がAI時代への本格的な移行期を迎えていることを示すデータと言えるだろう。